ここではユーザーの皆さんに作品をより深く知っていただくために、
ハーレム☆パーティーの世界観や設定、用語などを
今作品のヒロインたちがドタバタと紹介していくコーナーです。

第一回
第二回


第一回

アニエス
「さぁ、始まりましたよ皆様方!このコーナーでは様々な角度から、作品世界の設定や各用語、作品が持つ魅力などなど紹介していきます。大役です…気を引き締めて臨みますので、どうかご期待ください」
クレオ
「姫に進行を任せると、堅苦しくてかなわないな。面白みがないにも程がある」
アニエス
「今回は第一回ということで、簡単な自己紹介の場とさせていただきます。私はアニエス・アウグスティス・アードベック。剣士です。以後、お見知りおきを」
クレオ
「余を無視するとは、たいした身分になったものだ……」
アニエス
「愚痴なら後で聞いてやる。ほら、魔女も」
クレオ
「ふんっ! 余はクレオ・クラガンモア。アードベック皇国の魔法使いの連中の頂点に君臨する、クラガンモア家の跡取りだ。ひれ伏せ、愚民! 人は余を紫電の申し子、雷鳴のクレオと呼ぶっ」
アニエス
「時や場所くらいは選べないのか……その、尊大極まりない態度は」
クレオ
「愚問だなっ! 相手の顔色を窺って態度を変えるくらいなら、最初から俯いて歩けばいい。真の支配者たる余は、相手が国王だろうが神だろうが、偉大なるクレオ・クラガンモアとして対するのだ」
アニエス
「天晴れだ、とでも言ってもらえると思ったか! 状況を考えろと言っているッ」
ソフィ
「うふふ〜、クレオ様はご立派ですねぇ。強そう〜」
アニエス
「ソフィスティア! そうして甘やかすから、際限なく増長するんだ。ハル様のお心を煩わせたくはない。早急に、この倣岸な態度を改めさせなければ」
クレオ
「あんな半人前勇者に、なんで余が従ってやらないといけないんだ! ばかー!!」
アニエス
「不遜の極みっ! 撤回しろ、即座に!!」
クレオ
「するもんか! 勇者こそ、もっと余を敬うべきだなっ。半人前のあいつをフォローするために、余がどれだけの苦労をしてると思ってる」
アニエス
「していないなっ、ちらりとも!」
ソフィ
「ふわわ、ケンカしちゃだめですよ〜。ご挨拶の場です、仲良く仲良くぅ〜」
クレオ
「うるさいっ、どいつもこいつも勇者ばかりチヤホヤと! それこそが勇者の成長を妨げてるんだろ、ばか。嫌われたらどうしようとか、そんなことばっかり考えてるんだろ。死ね、それかスカートでもはいて勇者に尻尾を……」
アニエス
「だぁ〜、もう、うるさーい!」
ぼかっ
クレオ
「ふぎゃっ!?」
アニエス
「峰打ちだ……しばし、眠っていろ」
ソフィ
「後が怖いですよぉ〜、わたし知〜らないっと」
アニエス
「こほんっ、さて……前置きが随分と長くなってしまいましたが、自己紹介を続けさせていただきますね。さぁ、次はソフィスティアの番だ」
ソフィ
「はぁい、わたしはソフィスティア・グレイグースですぅ。ソフィって呼んでくださ〜い」
アニエス
「………」
ソフィ
「? にこにこ」
アニエス
「終わった雰囲気をかもし出すな! もっとあるだろう、自らの立場のご説明だとか、勇者様と共に魔王と戦うに当たっての意気込みでもいい」
ソフィ
「??? 『森』から来ましたぁ〜」
アニエス
「『森』では皆様に伝わらんっ! はぁ……まぁいい、彼女と魔女、そして私の三名で、勇者・ハル様にお仕えしております」
ソフィ
「ぷんぷんっ!」
アニエス
「擬音で!? どうした、ソフィスティア。お前らしくもない」
ソフィ
「アニエス様、酷い〜。ウルちゃんとニアちゃんも、わたし達の大切な仲間でしょ〜」
アニエス
「忘れているわけではない! 他の皆の説明は、また折を見てと考えただけだ」
ソフィ
「それなら、いいですけどぉ〜」
アニエス
「二人のことになると人が変わるな……とにかく、私達の仲間や、私達がやってきた世界についてなども、追って、詳しくお話致しましょう」
ソフィ
「そうですね〜、いっぺんに色々やろうとしたらこんがらがっちゃいますぅ」
アニエス
「今回は、何もしていないに均しいがな……進行の任を賜りながら、この体たらくだ。情けない」
クレオ
「……ならば、腹でも切って詫びればいい」
アニエス
「はっ!?」
ごごごごごごごご……
クレオ
「安心しろっ、余を半分にしようとした罪は詫びなくていい! 死をもって購うからなっ」
アニエス
「峰打ちだ! これから、最後のご挨拶だ。足並みを……お、おい、詠唱を始めるな。ソフィスティア、お前も何か……」
ソフィ
「こそこそ……」
アニエス
「逃げるなあぁ〜〜っ!」
クレオ
「第一回の締めくくりは、この、クレオ・クラガンモアの魔法講座だ! そぅら、これが雷系の究極魔法……」

アニエス
「ま、また次回、お会いしましょううぅぅ〜〜〜……!」
クレオ
「逃げるなっ、ライデン=マギガ!」
ちゅどーん
アニエス
「うぎゃああぁ〜〜〜!?」
(第一回、了)